2013年08月16日

霊峰・日光の山々(69)奥鬼怒山旅 「金精峠」





霊峰・日光の山々(69)奥鬼怒山旅 「金精峠」





金精峠から中禅寺湖と男体山






金精峠は、元より日光山の僧や修験者たちの修行の場として開かれたといわれ、峠の頂上には金精神社が祀られていて、そこから湯ノ湖、戦場ガ原など奥日光が一望できる。

峠は、群馬県との県境にあり、温泉ガ岳 (2333メートル)と金精山 (2244メートル)の鞍部にあたり、金精峠の標高は2024メートルで、日光ではいちばん高い峠であり、これより群馬県側は片品村むら-となる。
 


1872年には、群馬県側の出資によって約18kmに渡る峠越えの道路が開削され、自動車交通以前には「日光道」として交易路となっていたという。

昭和40(1965)年には峠の下部、1850メートル付近に金精トンネルが完成し、日本ロマンチック街道とも言われ、道路はかつて有料道路(1995年無料化。普通車840円)であったことから「金精道路」という名称がつけられていた。



日光側からは、いろは坂を登り、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯ノ湖の先に位置し、沼田方面の片品側は、片品村役場から丸沼、菅沼を通った先に位置している。

前後の区間には急なヘアピンカーブが続く場所もあり、山岳道路となっている。
寒冷な高地で積雪が多く5月頃まで残るため、峠近くはスノーシェルターで覆われ、冬季は完全閉鎖となる。


たびたび付近で雪崩が起こるため、春期に開通してからも一時通行止めになることがよくある。



次回、「温泉ヶ岳




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2013年08月15日

霊峰・日光の山々(68)奥鬼怒山旅 「金精神社」






 霊峰・日光の山々(68)奥鬼怒山旅 「金精神社」 







金精神社と祭神の男根




 
巨根伝説について、

金精峠には、小さな社の金精神社が祀られていて、曰く有りげな名前のように男根を御神体とするらしい。 神社の由来は、「生きた金精様」 といわれていた怪僧・道鏡の巨根にあるとという伝説がある。


奈良時代、女帝の孝謙天皇は巨陰であったため並の男根では満足できなかった。 

そのため、孝謙天皇は巨根の藤原仲麻呂(恵美押勝)を重用していたが、道鏡の修法により病気が治ると更に巨根である道鏡を寵愛するようになった。

しかし、孝謙天皇の崩御後、道鏡は皇位を窺った罪で下野薬師寺別当に左遷されてしまう。



大きく重い男根を持つ道鏡にとって、下野薬師寺までの旅は過酷なものであり、特に上野国(群馬県)より下野国(栃木県)への峠越えはとても厳しいものであった。

道鏡はあまりにも自分の男根が大きく重かったため峠で自分の男根を切り落としてしまったとも、孝謙天皇に捧げるつもりで峠で自分の男根を切り落としてしまったともいわれている。 
その切り落とした道鏡の男根を「金精様」として峠に祀ったのが、金精神社の始まりとされる。


道鏡の巨根伝説は根強く、江戸時代には「道鏡は すわるとひざが 三つでき」という川

柳も詠まれたという。  


又、「道饗」と「道鏡」が混同され、道祖神と結びつけられたために成立した、という意見もある。

この不思議な神様は、道を守る神=道祖神としての機能の他、子孫繁栄、五穀豊穣、家庭円満、招福などさまざまな要素があると信じられている。


直ぐ北側には岩肌むき出しの荒らしい金精山があり、今思えば尖がった山の姿が屹立した男根に見えなくもない。

尚、群馬県利根郡片品村にある白根魚苑の金精神社は、かつて金精峠に祀られていた石の男根の一つを移して御神体として祀っている。


次回、 「金精峠」




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2013年08月08日

霊峰・日光の山々(66)奥鬼怒山旅 「金精峠」





  霊峰・日光の山々(66)奥鬼怒山旅 「金精峠」  




写;金精山



バスにて、ようように奥日光の日光湯元へ到着する。

日光湯元から金精峠、温泉ヶ岳を目指そうとバス停で準備をしながら様子を伺っていたところ、幸運にも当地から金精峠(トンネル)を抜けて、沼田までのバスが間もなく発車するところであった。
(近年、沼田−日光湯元間の金精峠越えのバスは廃止されてしまったようだ)


今夜は、丸沼の温泉ロッジへ宿泊し、明日早朝目的地へ向かうことにした。
大きなロッジには、先客の女性グループと小生のみの宿泊者であった。



翌朝、オクターブの高い女性の声で目が覚めた。 

気が付くと、登山には絶好の日和であり、登行意欲をいやが上にも盛り上がる。

聞くところ、彼女達は此れより湯沢峠を越えて、奥鬼怒温泉郷より鬼怒沼を目指すらしい。


安易で、最も短直なコースであろう。
小生は、山歩きが本来の目的なので、金精峠から温泉ヶ岳、念仏平、根名草山を経て奥鬼

怒へ、更にその後、尾瀬の境界山域でもある奥鬼怒山、奥鬼怒湿原を目指すことにした。

朝食の最中、山の話などをしていると、宿の人がこれから日光へ所要で出かけると言う。
そして、「何なら、峠までだったら乗せてくよ」と言ってくれた。 
こうつあ有難い・・!。


金精トンネルの登山口から金精峠へは、凡そ20分で到着した。

この峠は、温泉ヶ岳と金精山との鞍部にあたるところで、日光山の修行僧の夏峰修行の路として開かれたと言われる。

峠には、小さな社の金精神社が祀られていて、曰く有りげな名前のように男根を御神体とするらしい。

金精神社の由来は、「生きた金精様」 といわれていた怪僧・道鏡の巨根にあるとという伝説がある。 

道鏡は奈良後期の高僧で、天皇の地位を奪おうとした「道鏡事件」でも有名である。



次回、道鏡事件







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