2014年02月02日

霊峰・日光の山々(80)奥鬼怒山旅 「鬼怒沼湿原・概況」






霊峰・日光の山々(80)奥鬼怒山旅 「鬼怒沼湿原・概況」




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 気候

  「尾瀬と鬼怒沼」に記述されているように、尾瀬ヶ原より600m標高が高く、寒冷な様相をみせています。
 鬼怒沼には定点観測施設がなく、最も近いところで奥鬼怒温泉郷のロボット雨量計、有人施設は尾瀬沼と川俣ダムにあります



 成因

 鬼怒沼山と物見山の鞍部に広がる第四紀の火山性の台地を起源としています。
 周囲の森林からの流入水がなく、天水のみによって涵養される貧栄養の地では、通常の代謝をする植物の生育は困難なことから、鬼怒沼湿原が始まりました。
 
湿原における泥炭の堆積は2m以上に及び、0.6mm/年の堆積速度から計算すると、約3500年の解を得ます。
 
しかしながら、多くの火山砂礫の薄層を含んでおり、特に地下1m前後の堆積物は約1000年間連続した火山降灰があったことを意味しているので、単純に泥炭層の厚みを堆積速度で割っただけで推定するわけにはいきません。
 
火山降灰の後は、低層湿原に退行せざるをえないので、泥炭の堆積が再開されるまでには100年以上の時間が必要です。
 
最下層の炭素年代測定記録はありませんが、以上の理由から恐らく約6000年の歴史があるものと推定します。



環境省日本の重要湿地500に高層湿原および中間湿原として選定されている。
選定基準第1基準に合致する。
選定理由として『ヌマガヤ - チャミズゴケ群落、ヌマガヤ - イボミズゴケ、ホロムイスゲ - ヌマガヤ群落』となっている。


地質はデイサイト。溶岩流の上に出来た湿原。
大小47の池塘により構成される。
面積は約13.4ha。泥炭の厚みは2m以上ある。
植生はモウセンゴケ、イワカガミ、チングルマ等の草本とミズゴケ類が豊かな植物群落を成す。


全体に木道が整備され、湿原の隅、鬼怒沼山への登山道の入り口には避難小屋も整備されている。一時、過剰利用により植生の多くが破壊されたが、植生復元の努力により、美しい湿原の姿が蘇りつつある。

「日本で最も高い高層湿原」とされることが多いが、実際には鬼怒沼より高標高に位置する高層湿原としては、苗場山や五色ヶ原 (立山連峰)、平ヶ岳などが存在する。








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posted by 織内将男 at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日光温泉ヶ岳・奥鬼怒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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